たどころ豆
鳩ヶ谷の地豆(じゃないかもしれませんが)に「たどころ豆」というのがあります。
茶豆の一種だと思います。熟した豆はクリーム色ではなく緑色をしています。
昨冬はこの豆で味噌をひと樽仕込みました。
hiro農園では昔、節分近くになると柊を出荷していました。柊には大豆を乾かし豆を採ったあとの「マメガラ」をわらでくくりつけていました。
このマメガラを得るためににたどころ豆を作っていました。
しかし、父の体が悪くなったり、柊が害虫で葉がやられ出荷できるものが少なくなったたりなどの理由から、柊の出荷はもう何年も中断しています。
自然、たどころ豆の栽培も疎遠になり、種もなくなってしまいました。
そんな時、近所の人から「たどころ豆の種が欲しい」と言われました。
ないと伝えたところ、誰か持っている人を知らないかとも言われました。
そのあともやはり欲しいという人が現れ、あの人が持っているらしい、作っているらしいという情報も入ってきます。
その「栽培しているらしい人」に農協の同じ部会のメンバーがいて、いいたところ「ある」とのこと、少しでよければ分けてもらえるということになりました。
種を探しているうちに、自家製味噌も作っていることから、私も欲しくなり、欲しがっていた人とわけあいました。
昨年数100gだった豆が1kg以上になり、味噌も仕込むことができました。
そして今年は昨年よりも多く種をまくことができました。
収穫はまだ先ですが、どれくらいとれるか楽しみです。
(写真はたどころ豆の花です)
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