ダイエットとありますが、体重の減量の話ではありません。
たまたま夜中にNHK-BSにチャンネルを合わせたら放送していた番組で、食に関する内容のものです。
「100mile diet」という本があるそうです(どうやら和訳本はなさそう)。
筆者が食事をした時に「どこで作られたものかわからなかった」というのがきっかけのようです。そこで半径100mile(160km)以内で作られたもの得られるものを食べようという試みをし、それにまつわる話が書いてあるみたいです。つまり地産地消。
見ていて思ったのが半径160kmというと広いようで、食材を求めようとすると狭いんだなぁということ。
仮に東京都区内から半径160kmというと、とりあえず関東はすっぽり覆いそうです。東と南の大半は海になり、北は福島、新潟の一部、西は山梨、静岡(伊豆半島はすっぽり)、長野まで入りそうです。
とりあえず、東京都民が100mile dietをはじめても意外といけるかもと思ってしまいますが、けっこう落とし穴がありそうです。
添加物が入った物も、それが100mileを超えていたら、食べられません、買えません。砂糖、塩、油といったものが100mileを超えていたらダメなのだそう。
番組を見ていた間ではわかりませんでしたが、家畜の飼料ももしかしたらダメかもしれません。
燃料はとりあえずOK。食べ物に関しての距離制限のよう。
こういうルールがあるとかなり都民の生活は厳しくなりませんか?
砂糖は北海道の甜菜や沖縄地方のサトウキビに頼るところが大きいでしょう。塩は関東沿岸部でとれるのでしょうか?油はいけるかも?
飼料にも制限があれば、肉、卵の絶対数は減るでしょう。
大豆、小麦はすくないでしょうね。
今送っている生活を考えると現実離れしてしまっているようですが、こういうことを考えていないから、自給率が40%になっても危機感がないのでしょうね。なければ海外から持ってくればいい、そんな考えが広がるのはとても危険だと思います。何か紛争が起きて、日本に食料が回せなくなったら?天災、人災で食糧供給量が減ってしまったら(実際起きてますよね)…。
百姓やってればそんな心配ないでしょ?と思われるかもしれませんが、農業も意外ともろいのです。
野菜の種の多くは海外で採種されたものですし、化学肥料の原材料は海外から入っています。ビニルハウスなどに使われるパイプはもちろん鉄製品ですし、一番大変なのは石油です。農業機械のほとんどは軽油、ガソリンが必要ですし、加温ハウスなどでは重油、灯油が必要。ビニルハウスの被覆材、畑に敷くマルチビニルは石油製品。野菜を梱包する袋もそうです。
日本の食生活は薄氷の上にあるようなもので、けっこうもろいのです。
食べ物や食生活を考える上で面白い番組だと思います。
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